一般社団法人
日本シーサート協議会
Nippon CSIRT Association

会員 (チーム) 情報

NTT-CERT

チームの正式名称 NTT Computer Security Incident Response and Readiness Coordination Team
チームの略称 NTT-CERT
所属する組織名 日本電信電話株式会社
設立年月日 2003-07-01
チームの Email アドレス
チームサイト
所属組織サイト https://www.ntt-cert.org/
加盟年月 2007 年 11 月
1.概要
NTT-CERT は、日本電信電話株式会社 NTT社会情報研究所が中心となって運営している、NTT グループ (http://www.ntt.co.jp/) の CSIRT です。
 
2.設立の経緯・背景
2003 年ごろ、NTT 情報流通プラットフォーム研究所 (当時) では、(1) インターネット・インフラの重要性の増加、(2) インシデントの多様化、(3) セキュリティ研究活動で得た諸外国の CSIRT 導入の動きを認知していました。
このことから示唆される近い将来に対応するため、それまでインシデントハンドリングにおいてボランタリーに活動していた個々の研究者が集う形で、2004 年 1 月、「先端セキュリティセンター」 がオーソライズされた組織として結成されました。これが NTT-CERT の前身です。
その後、同年のうちに 「NTT-CERT」 と名前を改め、NTT グループの代表 CSIRT として活動するようになっています。
  
3.会社内における位置づけおよび活動内容
NTT-CERT は、日本電信電話株式会社に所属する研究所 (NTT社会情報研究所) を母体としています。NTT グループ各社をサービス受給者として設定し、NTT グループの各 PoC をアドバイザーの立場で技術的に支援する 「コーディネーションセンター」 型の CSIRT です。以下のように幅広い活動を行っています。
 ・インシデント対応支援、脆弱性対応支援、再発防止策の検討のような 「リアクティブな活動」
 ・予防・検知に関する情報発信を通した 「プロアクティブな活動」
 ・トレーニングプログラムの開発やセキュリティ啓発活動などを通した 「セキュリティ品質マネジメント活動」
  
また、NTT-CERT は、研究所を母体とする組織ならではの特色を持っています。普段は、専任の CSIRT メンバーが案件ハンドリングを実施していますが、状況に応じてより詳しい専門家 (研究者) と一緒になって対応をします。同時に、CSIRT の営みを通して得られた実践的な知見は、新たなセキュリティの研究開発のための原動力となります。このように研究所ならではの特色をうまく活かしながら、CSIRT 活動を維持しています。
ページトップへ