日本シーサート協議会では、国内のシーサートコミュニティが、いざというときに協力して活動できるようにしていくため、協議会全体での場だけではなく、地区毎で顔の見える活動の場の整備を地区活動委員会で推進しています。
日本シーサート協議会のワークショップは、新型コロナウイルスの日本国内拡大による感染リスク低減のため、この6か月間オンラインによりCSIRTの交流の場をつないできました。そのオンラインにおける6か月の間、オンラインによるメリットはあるものの、オフライン、特にフェースtoフェースによる情報交換の必要性および信頼関係構築の重要性を再認識しました。そこで、現地開催における新型コロナウイルス対策を十分に行い、NCAのビジョンおよびミッションを達成すべく、初めてオンラインとオフラインでのハイブリットワークショップを開催しました。
本ワークショップでは、「これからのCSIRT内およびCSIRT間の情報共有のありかた」をテーマとし、北海道地域の活動紹介も実施しました。また、情報共有をテーマにした議論を実施し、盛況のうちに終わりました。今後も地区毎で顔の見える活動の場の整備を通して、地区でのシーサート活動の充実を図っていきます。
参加者の声(阿野 勝@TOMAIRI-CSIRT)
コロナ禍における日本シーサート協議会での初のハイブリッド開催となり、オフライン側での参加となり、人数は少ないですが、フェースtoフェースでの議論や交流を行うことで、改めてオフラインにおける信頼関係構築と向上が必要であることを再認識しました。
今後も、北海道地域において様々な体験や情報交換ができるよう活動していきたいと思います。
参加者の声(田本 裕子@AT-CSIRT)
今回はオンラインで初めて地区ワークショップに参加させていただきました。
経験豊富な講師陣のお話や他組織の方々との交流を通じ、普段の業務では得難い知見を得ることができ大変勉強になりました。オンライン開催メリットは多数ありますが、講話でも触れられていた通り、やはりオンサイトでの交流は信頼関係の構築に不可欠なものだということを改めて気付かされました。
今後、実地開催が増え多くの方々にワークショップでお会いする日がくることを願っています。
現地開催のワークショップでは北陸という地理的な条件もありなかなか足を運べなかったり、運んでいただけなかったりする中、オンライン形式を利用することで逆にその距離を縮めることができ、地区活動委員のみなさまの工夫・協力を得て、北陸アンケートやバーチャル背景を駆使し北陸感が出て良いオンラインワークショップの形となったと感じましたし、CSIRTの連携を深められたと感じます。
〈運 営〉
・阿野 勝@TOMARI-CSIRT(取りまとめ)
・瀬川 貴史@HBA-CSIRT
・小村 誠一@AT-CSIRT
・杉浦 芳樹@NTT-CERT
・倉持 愼一郎@FSAS-CSIRT
・羽場 満@Canon-CSRIT
・小原 彩@SBT-CSIRT
・山本 健太郎@運営委員
・渡辺 文恵@DeNA CERT
・橘喜 胤@Rakuten-CERT
・大内 和博@YJ-CSIRT
・永野 憲次郎@CHUDEN-CSIRT
・福田 かおり@DNVGL-SIRT
・羽伐 浩二@QTnet CSIRT
・山賀 正人@専門委員
・北村 達也@理事
・井出 雄介@PIRATES