一般社団法人
日本シーサート協議会
Nippon CSIRT Association

シーサートワークショップ in 長野
~"わかる人"と"わからない人"をつなぐ教育設計:社内リテラシー濃淡の乗り越え方~

2025年11月21日(金)、北信越地区として第1回目のワークショップを、教育県・長野の地にて「"わかる人"と"わからない人"をつなぐ教育設計」をテーマに開催しました。
地区活動委員会とセキュリティ教育検討WGが連携し、やらされ感を超えてセキュリティを組織文化として根付かせる視点や、大学CSIRTにおけるSIM3活用・Micro-SOC・アウェアネス向上の工夫など、多様な実践知が共有されました。事例紹介では、セキュリティを「プラス」ではなくビルトインされた前提と捉え、楽しみながら広げていく工夫や、サイバーポリスゲーム等を用いた取り組みが紹介され、グループディスカッションでは、楽しさと体験を通じた「自分事化」やリテラシー格差への向き合い方について活発な意見交換が行われました。

当日は秋晴れの暖かな一日で紅葉も美しく、参加者同士の情報交換とネットワーキングを一層深める場となったことと思います。
ご登壇・ご参加くださった皆様、ならびに本企画を共に形にしてくださったセキュリティ教育検討WGの皆様に、心より感謝申し上げます。

主催
日本シーサート協議会 地区活動委員会
日時
2025年11月21日(金) 13:30~17:15
場所
長野ターミナル会館 (〒380-8568 長野市岡田町178-2)
参加者
30名(加盟組織25名、オブザーバ1名、非会員・招待4名)
プログラム
オープニング:渡辺 文恵 (DeNA CERT)
NCA・地区活動・WG紹介
オブザーバ・招待組織など紹介
講演①「やらされ感」メカニズムからじっくり考える教育設計の出発点
 NCA運営委員長 林 郁也 氏
講演②暗中模索試行錯誤
 国立大学法人 信州大学 情報 ・DX推進機構 情報基盤センター 内山 巧 准教授
長野の魅力発見
 日本無線 奥住 恵 氏
事例紹介① 「どんな棒にも両端がある」
 NTT-CERT 杉浦 芳樹 氏
事例紹介② 「ボードゲームを用いた双方向な情報セキュリティ教育」
 KINTOテクノロジーズCSIRT森野 正訓 氏
グループディスカッション(進行)髙瀬 悠 氏
クロージング・写真撮影

参加者の声(信州大学:内山 巧 准教授)
グループディスカッションでは、自分の組織の悩みや他の組織の方の課題や取り組み、考え方などを共有し、グループの皆様といろいろな意見を交換することができ、大変興味深かったです。
セキュリティに関する集合研修などを行っても、ターゲットとなるシステムや環境、内容のレベルなどにどうしても合わずに取りこぼしてしまう層が出てしまいますが、グループディスカッションなどの参加型の研修や研修内容を細分化することで組み合わせて様々な環境やレベルを提供するなど、改善のヒントを多く得ることができました。
ワークショップの参加は久しぶりでしたが、非常に楽しく有意義な会でした。 今後も積極的にワークショップなどに参加していきたいと思います。


ワークショップの様子

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<運営>地区活動委員会・セキュリティ教育検討WG
石原 亨 (RFT-CSIRT) 取りまとめ
渡辺 文恵 (DeNA CERT)
奥住 恵 (JRC-CSIRT)
村木 俊 (YKK-CSIRT)
髙瀬 悠 (NTT WEST-CIRT)
太田 有紀 (DeNA CERT)
浅野 述 (Kobayashi-SIRT)
※敬称略
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