| チームの正式名称 | Chugai Security Incident Response Team |
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| チームの略称 | Chugai-SIRT |
| 所属する組織名 | 中外製薬株式会社 |
| 設立年月日 | 2018/10/01 |
| チームの Email アドレス | |
| チームサイト | |
| 所属組織サイト | https://www.chugai-pharm.co.jp/ |
| 加盟年月 | 2025 年 10 月 |
| 1.概要 |
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| 中外製薬グループでは「デジタル基盤の強化」「デジタルを活用した革新的な新薬創出」「全てのバリューチェーン効率化」を基本戦略とした「CHUGAI DIGITAL VISION 2030」を策定し、DX推進に取り組んでいます。 DX推進には、大規模なデータの漏えい、知財侵害・プライバシー侵害等の新たに顕在化するリスクへの対応拡大が不可欠となります。そこで、セキュリティ管理領域の拡大、データガバナンスの必要性といった「内部環境の変化」および、高度化・複雑化する脅威、強化される規制・ガイドラインといった「外部環境の変化」を推察し、「CHUGAI CYBER SECURITY VISION 2030」を策定しました。当該ビジョンでは、『ヘルスケア産業のトップイノベーター達成を支えるサイバーセキュリティ先進企業になる』をテーマに、「組織運営」「人・文化」「技術」の3つの観点において施策を実行しています。 |
| 2.設立の経緯・背景 |
| 製薬業界では標的型攻撃やランサムウェアによる被害が国内外で多数報告されており、加えて、当社が取り扱う新薬の研究開発データや個人情報などの機密情報は、攻撃者にとって非常に価値が高く、情報漏洩やデータ改ざんのリスクが顕在化していました。 また、同時期にGDPR(EU一般データ保護規則)などの国際的な法規制の強化や、日本国内でも個人情報保護法の改正が進み、情報セキュリティ対策の重要性がより一層高まっていました。こうした背景のもと、万が一インシデントが発生した場合に、迅速かつ適切な対応を行うための専門組織の必要性が社内で認識されるようになりました。 インシデント対応の専門性や初動対応の迅速化、全社的な情報共有体制の強化が求められる中、2018年に当社CSIRT(Chugai Security Incident Response Team)を設立することとなりました。これにより、インシデント発生時の対応力を強化するとともに、再発防止策の策定や外部機関との連携体制の確立を図り、企業としての信頼性と事業継続性の向上を目指しています。 |
| 3.会社内における位置づけおよび活動内容 |
| セキュリティインシデント発生時に即時の検知と迅速な対応がとれるよう、継続的なモニタリングを実施しています。 <活動内容> • 全社的なセキュリティインシデント対応、管理 • 社内外のセキュリティ窓口 • 脆弱性管理 |